盈進小学校の全体研究主題
一人一人が主体的に学び,       
 自らの力を発揮できる盈進っ子の育成

研究計画

1 研修主題
一人一人が主体的に学び,自らの力を発揮できる盈進っ子の育成
2 研修主題について
 これからの社会は,科学技術の急速な進歩,国際化,情報化,価値観の多様化など,変化の激しい社会となる。そのような状況に正面から対処し,たくましく,そして力強く生き抜くためには,生涯にわたり自己を教育し続けることが重要となってくる。
 つまり,どのような方向へと変動するかがはっきりと予測できない状況下において生じる諸問題から,どこにどんな課題があるかを正確に見極めることが大切である。そして,自らの知識や技能などを駆使しながら,いろいろ課題解決の方向性を主体的に判断し,解決していく能力や資質を育成していくことが重視される。
 私たちはこのような学校教育への高い要請に応うるべく,上記のような研修主題を設定した。
 ここで設定する『主体的に学び,自らの力を発揮できる』とは,一人一人が明確な課題意識を持ち,解決のために構想し,試行錯誤を粘り強く繰り返しながら主体的に解決の方向へと考えを進めていくことができるような力である。また,解決の過程の中で,友達と磨き合い・高め合う活動を通して,各々のよさや可能性を認め合い,生かし合うとともに,解決の過程や結果を表現したり,学習の成果を日常生活の中で実践していったりする力である。換言すると,これからの教育で必要とされる自己教育力である。
3 研究の視点
【視点1】
 学習内容の目標を明確にし,学習形態や指導過程を工夫しながら効果的な支援活動を行うことで,子どものよさや可能性を伸ばすことができるようにする。
【視点2】
 全教育活動を通して計画に基づいた人権同和教育や生徒指導を推進することで,豊かな心を持ち,共に優しく助け合い伸びようとする子どもを育てることができるようにする。 
【視点3】
 授業を伴った研修や実技研修を計画的に推進したり,校外研修会等に積極的に参加したりすることで,自らの指導力を高めることができるようにする。 
4 研修の努力点
(1) 本校の研修主題を踏まえた,計画的な研修の推進を図る。
(2) テーマ研究の方向性を明確にし,理論とその実践に基づく研究の充実を図る。
(3) 教科部との連携を図りながら,理論研究及びその検証授業を踏まえた研究の展開に
  努める。
(4) 個人研修の促進と充実に努めながら,その全体への波及を図る。
(5) 研究の成果と課題を各教科等で明確にし,それの共通理解を図ることができるように
  するとともに,研究の深化及び拡充を図る。
5 研修の方法
(1) 研修課題を把握し,年間研修計画を作成する。
(2) テーマ研究に必要な実態調査をし,その結果を分析しながら実態を明らかにする。
(3) 実践(授業)を伴った研究をし,理論と実践の一体化を図る。
(4) 研究の過程を大切にする研修を推進する。
(5) 計画→実践→評価→改善(P→D→C→A)のサイクルを重視し,研究前後の子ども
  の変容を的確に把握しながら,研究の深化と累積に努める。
6 テーマ研究の進め方
 
(1) テーマ研究主題に迫るため,全職員で研修を進める。
(2) 研究推進委員会を組織して研究の企画立案を行い,テーマ研究の推進にあたる。
  (研究推進委員・・・校長,教頭,研修部,各学年代表 等)
(3) テーマ研究と並行して他の教科・領域等も研究・実践を行い,研究の深化・拡大の推進を
  図る。
(4) 「研究のあゆみ」を作成することにより,研究の成果を次年度に生かし,全員が共通の認
  識を持つことができるようにする。
(5) 校外研究会,短期研修会等に参加した場合は,相互の資質向上のために内容等をまと
  め,全職員に還元していく。
(6) 平成23年度より完全実施されている新学習指導要領についての研修を深める。
7 年間計画